パートナーと一緒に住み始めて、2年。何が正解かも分からない。知らないことだらけの世界で、なんとか生きていこうとする僕らは、本当に弱い。一陣の風が吹いて、消えてなくなりそうな存在だとしても。僕らはここにいる。そう声をだすべきだと思う。拙い、小さな誰にも届かない大きさでも。
本当に思っていることを、相手に伝えられたときの喜び。そのエクスタシーを積み重ねていく。小手先でやってもいい。そんな自分も許す。ささいな幸福は、過去に生じた感情を思い出させる。あのとき僕の全てだった家族という共同体を、もう一度、再現しようとする試み。壮大な愛の旅の始まり。ここはまだ、未開の地。
誕生日を迎える彼のプレゼントを買いに街に出る。結局、自我という牢獄を突き破るには、例えば誰かという他者を利用するほかない。僕がここにいるように、あなたもそこにいた。相手を絶対に傷つけたくない衝動は、どこからかやってきて心の真ん中に居座る。彼の好きそうなお香を購入し、家路に着く。
偉そうにしている彼らは、いったい何を根拠に支配する側にいるんだろう。いまこの社会が出来上がっているのは、私たちのおかげであるとでもいうのだろうか。それはお前の手柄ではないと、僕たちは言わなければならない。同性愛者の人権を、あるいは障がいのある人の暮らしを、勝ち取るために戦った人たちに感謝を込めて。
今を生きることは単純に面白い。それに尽きる。あらゆる権力に抵抗せよ。自由を僕らの手に。ばらばらに、好き勝手にする。でも、なんだか胸の奥を熱くさせる、あるいは魂を揺らすものが、共通に何かがあるように思えてならない。そんなものをここで言葉にできたら嬉しい。